フォローする

2019.10.30 「Salesforce - Winter '20 新機能をチェック(2):アプリケーション内ガイダンス」

≪ 2019.10.24「Salesforce - Winter '20 新機能をチェック(1):Lightning Experience ToDo リストビュー& ごみ箱」

2019.11.07 「Salesforce - Winter '20 新機能をチェック(3):大幅に強化されたモバイルアクセス」

 

お世話になっております。

ウフル カスタマーサポート Salesforce 担当の 後藤 でございます。

 

先週に引き続き、Winter '20 の新機能をチェックするシリーズの第2回目です。

 

Lightning Experience (LEX) の自動有効化まであと2ヶ月です。
移行の準備がまだ完全ではなく、ユーザを Salesforce Classic に留めておきたい管理者の方も少なくないと思います。
そんな場合に役立ちそうな機能が、今回のリリース(※) に含まれています。

 

「アプリケーション内ガイダンス」

 

(※ 前バージョン Summer '19 でベータリリースが行われ、 ユーザフィードバックを経て今バージョンで正式リリースされまし た。)

 

アプリケーション内ガイダンスとは、 画面右下などにポップアップでメッセージをプロンプト表示させる 機能です。
標準版とカスタム版があり、 標準については恐らく皆様も一度はご覧になったと思われる「 ごみ箱が LEX でも利用可能になりました」メッセージなどです。

 

 

カスタム版は文字通り組織の管理者ユーザが個別に設定できるので すが、この機能に慣れるため、今回「LEX を Classic に戻すにはこちら」 メッセージのプロンプトをサンプルとして追加する方法をご案内さ せていただきます。

 

 

設定メニューを開く場所は

 

プラットフォームツール - ユーザエンゲージメント - アプリケーション内ガイダンス

 

になります。

 

右上の「プロンプトを追加」ボタンをクリックすると、 以下の画面が開きます。

 

 

「作成バーを開く」ボタンを押すと作業開始です、 画面上部に「 作成バー」が表示されます。
プロンプトを表示したいアプリケーションおよびページまで遷移し て、バー右端の「プロンプトを追加」をクリックします。
今回は「セールス」 アプリケーションのホーム画面でプロンプトを表示することにしま す。

 

 

「プロンプトを追加」ボタンをクリックすると、 追加するプロンプトの種別選択メニューが表示されます。
どちらを選択するかは、「情報バブル」( クリックすると情報が表示されるアイコン) をクリックして内容を確認します。

 

* フロート表示プロンプト

 

このプロンプトは、ユーザが他のページに移動したり、 アクションを実行したり、プロンプトを閉じたりするまで、 選択した位置に固定されます。 短いメッセージや実行可能なボタンを強調する場合、 このプロンプトを使用します。

 

 

* ドッキングプロンプト

 

このプロンプトは右下に固定されますが、 閉じるまでユーザが最小化または最大化できます。 ステップごとの手順でより多くのスペースが必要な場合、 このプロンプトを使用します。

 

 

今回は短いメッセージを一回だけ表示するので、 フロート表示プロンプトを選択してみます。

 

プロンプトをフロート表示する場所を指定します。
通常は右下を選び、 右下だと画面操作に支障が出る場合は他の場所を選ぶと良いと思わ れます。

 

 

誰に表示するかを選択します。
今回のような権限に依存しない場合は「全員」を選択しますが、 特定の権限に依存した機能に関するメッセージの場合は「 特定の権限」を選択し、 対象となるプロファイル権限を選択します。

 

 

「特定の権限」を選んだ場合は、選択した権限「すべて」 を満たしたユーザにのみプロンプトが表示される点に注意します。

 

 

次がいよいよ「本体」、 プロンプトに表示されるメッセージの設定です。
タイトルと本文、画面を閉じるボタンの表示ラベルを入力します。

 

 

併せて、閉じるボタン以外に、指定した URL に遷移する「アクションボタン」 を使用するかどうかのオプションを、必要に応じて設定します。
今回は、LEX から Classic に切り替える手順の詳細ヘルプへのリンクを指定します。

 

 

次はスケジュールの設定です。
メッセージを表示する期間、頻度(繰り返す回数および間隔日数) を指定します。
(※ 繰り返す回数の入力欄は「表示する時刻」 とラベル表記されていますが、 恐らく後ほど修正されると思われます)

 

ユーザがアクションボタンをクリックせずにプロンプトを閉じ続け た場合、 指定した期間に指定した頻度でプロンプトが繰り返し表示されます 。
アクションボタンをクリックした場合はプロンプトが繰り返し表示 されることはありません。

 

 

最後に、プロンプトの詳細プロパティを設定して保存します。
保存するとさっそくプレビューが実行されます。

 

 

このようにプロンプト表示されます。
アクションボタンの動作も含めて、もし修正が必要な場合は、 作成バーから編集画面を呼び出します。

 

 

アプリケーション内ガイダンス機能は、今回のような Salesforce の新機能を周知する場合以外にも、 社内行事のお知らせや毎月末の勤怠や経費精算の締めを周知する場 合など、色々な用途に使用できます。
ご参考まで、 お時間ございましたら是非こちらのヘルプもご参照ください。

 

Lightning Experience でのプロンプト例

 

===========================================================

 

今回も Winter '20 の新機能をご案内させていただきましたが、次回は少々高度な「ビジネスプロセスの自動化」(プロセスビルダー& Lightning フロー)についてご案内をさせていただく予定です。
もし「リリースノートでこの機能について調べてみたんだけど、 よくわからないので詳しく説明してほしい」 というご要望ございましたら、 遠慮なくお知らせ頂けると幸いです。

 

今後ともウフル カスタマーサポートを引き続きご愛顧いただきますよう、 何卒よろしくお願い申し上げます。

 


Salesforce・Googleの運用・サポートでお困りなら

 カスタマーサポートへお問合せください。


コメント

 
 
この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています