2019.10.02「Lightning Experience のレポートビルダー ~ 従来に比べ大きく進化したポイントを確認してみましょう。」
≪ 2019.09.25「Winter '20 での Lightning Experience 自動有効化への備えはできていますか?ご不明点は遠慮なくサポートにお問合せください。」
2019.10.09「機能有効化や上限拡張が可能な項目、ご存知でしたか?リクエストはサポート窓口までお問合せください」 ≫
お世話になっております。
ウフル カスタマーサポート Salesforce 担当の 後藤 でございます。
前回のカスタマーサポート通信では、「まだ Lightning Experience (通称 "LEX")に切り替える準備ができていないため、 Salesforce Classic に留まるための設定を行う」という、少々 "うしろむき" な内容の記事になりましたが、SFDC 社からの公式アナウンスにも、
「次世代の Salesforce 利用環境およびプラットフォームは Salesforce Lightning です。今後は、新しい開発はすべて Lightning Experience を対象に進められる予定です。」
とありますので、 今後リリースされる新機能の恩恵をお客様が最大限に受けられるよ う、カスタマーサポートとしても LEX を大いにプッシュしていきたい所存でございます。
LEX の利点を一番早く確認できるのが、Classic に比べて視覚性や直感性を大幅に高めた、 レポート& ダッシュボード の機能かと思われます。
Classic と LEX でレポート画面を見比べてみましょう。
一般的な「所有者ごとの商談一覧と合計金額」 のレポートを例にします。
<Classic レポート>
<LEX レポート>
LEX レポートの方が、 どことなく見た目もすっきりした感じがしますが、 実行結果の画面を見ただけでは、「凄い、進化した!」 というほどではないかもしれません。
では、レポートビルダーでの編集画面を見比べてみましょう。
<Classic レポートの編集画面>
<LEX レポートの編集画面>
編集画面は大きく変化しています。
Classic では「表形式 / サマリー / マトリックス」と形式が区別されていましたが、LEX では形式を指定する設定箇所がありません。
では、サマリーやマトリックスの形式がなくなったのかというと、 そうではありません。
行のグループ指定を行えば、サマリーレポートになる。
行と列のグループ指定を行えば、マトリックスレポートになる。
どちらも指定しなければ、表形式レポートになる。
要は「形式の区別がなくなり、シームレスに設定が行える」 ようになったということです。
最初は慣れが必要ですが、慣れてくると LEX レポートビルダーの方がより直感的に操作が行えるはずです。(基本操作はドラッグ&ドロップでOKなので、 グループ指定も列の項目をドラッグすればすぐに設定完了です。)
個人的には、「マトリックスは上半分に、詳細は下半分に」 表示するようになったのが、「見やすくなったなー」 と感心したポイントです。
(Classic マトリックスレポートの詳細ビューは、 右側に詳細を表示する際にマトリックスが展開されてしまうのがあ まり好みではなかったので・・・。)
<LEX レポートのマトリックスと詳細ビュー>
そして、一番のポイントは、グラフ作成機能の充実具合です。
「グラフを追加」ボタンを押すだけで、 デフォルトの棒グラフがすぐに作成されますが(勿論グルーピング未設定の場合はボタン自体が押せないです)、 そこからのカスタマイズが実に直感的で、 これは是非お客様にも体験していただきたいところです。
グラフ作成の TIPS については、 次回のカスタマーサポート通信で詳しくご案内させていただく予定 です。
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既報の通り、今月後半に予定されている Winter '20 のリリース時点で LEX が標準のインターフェースとなりますが、Classic がすぐに使えなくなるわけではありません。
しかしながら、今後の新機能は原則として LEX のみの提供となることから、「現在は Classic 環境の運用でも、徐々に LEX に慣れていく」ことは今後のために必要であると考えられます。
Vol.2 でご案内しております「LEX と Classic の切り替え」をご参考に、少しずつで結構ですので、LEX 環境に慣れていただければよろしいかと存じます。 そして今後週次でお送りさせていただくカスタマーサポート通信の 記事がお客様の一助になれば幸いでございます。
今後ともウフル カスタマーサポートを引き続きご愛顧いただきますよう、 何卒よろしくお願い申し上げます。
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