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2019.09.25「Winter '20 での Lightning Experience 自動有効化への備えはできていますか?ご不明点は遠慮なくサポートにお問合せください。」

≪ 2019.09.17「Salesforceでわからないことはカスタマーサポートにお問合せください」

2019.10.02「Lightning Experience のレポートビルダー ~ 従来に比べ大きく進化したポイントを確認してみましょう。」

 

お世話になっております。
ウフル カスタマーサポート Salesforce 担当の 後藤 でございます。

 

来月中旬に予定されている Winter '20 のバージョンアップにおいて、Lightning Experience (通称 "LEX")が自動で有効化されます。
それにより、従来 Salesforce Classic でご利用いただいているお客様が、LEX に移行するか、今後も継続して Classic でご利用いただくかを決めるには、 事前の準備が必要となってまいります。

 

Classic に対して LEX は数多くのメリットがあります。例えば、 ページレイアウト設定の自由度、 レポートやダッシュボードの柔軟性など。それに加えて、LEX のみで使用可能な新機能も、KANBAN ビューをはじめとして、数多くリリースされております。

 

しかしながら、Classic のみで使用可能な機能が一部存在するのもまた事実です。例えば JavaScript を使用したカスタムリンクや Visualforce ページなど。 他にも、新機能は LEX で提供されているものの、操作性が Classic と違うものも少なからずございます。

 

参考: Salesforce 公式ヘルプ
「Classic から Lightning Experience への切り替え ポイント集」
https://help.salesforce.com/ articleView?id=000318479&type= 1&mode=1

「Lightning Experience と Salesforxe Classic との間にある機能の違い」
https://help.salesforce.com/ articleView?id=lex_gaps_ limitations.htm&type=5

 

    そのため、今回の LEX 自動有効化においても、Classic のままで使い続けたいというお客様も多いかと存じます。
ご安心ください、LEX が有効化されても、ユーザはいつでも「Salesforce Classic に切り替え」をクリックすれば Classic 環境に戻すことができます。 しかしながら、社内で多くのユーザを抱える組織では、「 画面がいきなり変わった、どうすればいいんだ」 という問い合わせで、 管理者様のご負担は大変なことになることが想定されます。

 

参考: Salesforce公式ヘルプ
「Lightning Experience を有効にした後の Salesforce Classic の使用」
https://help.salesforce.com/ articleView?id=lex_switching_ uis.htm&type=5

 

(画像) Classic 画面の「LEX に切り替える」スイッチャー

(画像) LEX 画面の「Classic に切り替える」スイッチャー

「今回はまだ LEX に切り替えるタイミングではない」というお客様には、 ユーザのプロファイル権限を編集して、Classic に固定させる方法をお勧めいたします。   今回の LEX 自動有効化では、以下の設定が自動で行われます。
* 組織の「Lightning Experience を有効化する」が自動でオンになります。
* 標準プロファイルの「Lightning Experience ユーザ」権限が自動でオンになります。

 

このため、ユーザを LEX に自動切換えさせないためには、
* カスタムプロファイルにて「Lightning Experience ユーザ」権限をオフにしたものをユーザに割り当てる
必要がございます。

 

参考: Salesforce公式ヘルプ
「ユーザを Lightning Experience に移行」 https://help.salesforce.com/ articleView?id=lex_enable_ users_switch_to_ui.htm&type=0

これで今回の LEX 自動有効化でも、ユーザは Classic のまま留まり、 画面右上の「Lightning Experience に切り替え」リンクは表示されません。
(システム管理者については、標準プロファイルのため、 今回の自動有効化の対象となり、一旦 LEX に切り替わります。お手数ですが必要に応じて手動で Classic に切り替えていただけますでしょうか。)

 

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今回は「LEX 自動有効化においても Classic のまま留まる」設定方法についてご案内いたしましたが、 冒頭でもお伝えしました通り、LEX は色々な面で Classic に対してアドバンテージがあり、今後の新機能はいずれも LEX 環境のみ対象となるため、いずれは LEX へ切り替えるよう、準備を頂ければと存じます。

Classic でなければ動作しないカスタムリンクや Visualforce のコンポーネントが多数ある環境にて、LEX に移行するために「何が必要か」をお知りになりたい場合は、 遠慮なくご相談ください。

今後のカスタマーサポート通信でも、LEX の新機能使いこなし、LEX に移行するためのお役立ち情報を提供させていただく予定でござい ます。

 

今後ともウフル カスタマーサポートを引き続きご愛顧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


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