お世話になっております。
ウフルカスタマーサポートでございます。

 

Salesforce の Summer '24 バージョンアップスケジュールが公開されております。
以下、情報出展元の公式ブログになります。

 

Admin Release Countdown: Get Ready for Summer ’24
https://admin.salesforce.com/blog/2024/admin-summer-24-release-dates-countdown

 

• 英語版リリースノートの公開：4/24
  （日本語版リリースノートは 連休明けあたりの予定）
• Sandbox プレビュー参加期限：5/10
• Trailhead モジュール公開：5/10
• 北米および欧州インスタンスの本番バージョンアップ：5/17, 6/7, 6/14
• 日本を含む全インスタンスの本番および Sandbox バージョンアップ完了：6/16

 

上記の日付は、日本のユーザーに大きく関係する部分を太字にしてあります。

では、詳細を見ていきましょう。

 

＊　Salesforce Summer '24 Sandbox プレビューのスケジュール

 

バージョンアップを円滑にトラブルなく迎えるために重要なことが 、プレビュー期間の約一ヶ月間で事前確認をしっかり行うという点です。
そのためにも、確実に Sandbox プレビューに参加できるよう、今すぐ手順を確認しましょう。

 

とはいえ、今は Sandbox 一覧を開くと、「リリース種別」にてプレビュー対象か対象外かが一目でわかるようになっています。
事前確認を行う環境が「プレビュー」ならばそのまま、もしくは更新が必要な場合は期限までにリフレッシュを完了するように準備をするだけです。

 

 

逆に FullSandbox や PartialCopy などで「本番環境とバージョンを揃えたい」場合は、Sandbox プレビュー開始後にリフレッシュを行うことで Spring '24 の環境に戻ります、このあたりは従来と同じです。

 

Salesforce Sandbox プレビュー手順
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000391927&type=1&language=ja

 

多くの新機能を備えた Summer '24 が公開されます。
本番アップグレードの前に Sandbox を使用して新機能にアクセスし、設定をテストしてください。

Summer '24 の Sandbox プレビュー期間は 2024 年 5 月 10 日より開始されます。
プレビューを利用するには、2024 年 5 月 9 日 (Sandbox プレビューの前日) までに
プレビューインスタンスで有効な Sandbox を用意する必要があります。

 

ヘルプでは漠然と「５月９日までに」と記載がありますが、先述の英語版リリース情報ブログには、「May 9 before 5 p.m. PT （太平洋時間５月９日午後５時）」と明確に記載があります。
太平洋時間（アメリカ西海岸）は日本時間の１６時間前、つまり日本時間５月１０日９時がリミットとなり、もし Sandbox のリフレッシュが必要な場合、この時間までに完了していることが条件となります。
Sandbox のリフレッシュは、Developer 版なら通常１時間未満、PartialCopy や FullSandbox ならデータ量によって差異はあるものの大体数時間で完了しますが、この時期は多くの方が Sandbox の更新を行う関係上、場合によっては Developer 版でも一日がかりになることがあります。
この記事をご覧になるのは連休明けの５月７日、となるお客様も多いと思われますので、ご覧になりましたらまずは Sandbox の「プレビュー/非プレビュー」をご確認の上、検証を行う環境が「非プレビュー」または検証環境をまだ用意していない場合、そのまま Sandbox の更新または新規作成を実施いただけますでしょうか。

 

それ以外の注意事項については従来の Sandbox プレビューと相違はありませんので、よろしければ過去記事についてもご参照いただければと存じます。

 

2023.12.26 「年末年始弊社営業日のお知らせ ＆ Salesforce Spring ’24 リリーススケジュールについて」
https://csminfo.uhuru.jp/hc/ja/articles/26827695306521

 

 

＊　Summer '24 の新機能ダイジェスト

 

Salesforce 公式ブログには、英語ではありますが早速新機能ダイジェストが公開されています。

 

Jen’s Top Spring ’24 Release Features
https://admin.salesforce.com/blog/2024/jens-top-spring-24-release-features

 

ざっと見たところ、以下の機能が目を引きました。

• レポート/ダッシュボードの所有権移行
• 動的フォームからの関連オブジェクト項目へのアクセス（２レベルまで）
• 動的フォームの項目表示制御をデバイス種別（PC / モバイル）で区別する
• 画面フローの改善（テキストテンプレートの再利用、テキスト入力や数式計算をリアルタイムで画面に表示する、入力検証の強化、など）
• メールアラート設定からのフローの逆引き

特にフロー回りの強化が今回も目を引きます。
ワークフロールール＆プロセスビルダーの廃止がいよいよアナウンスされましたので（２０２５年１２月末）、「今までワークフロールールやプロセスビルダーで出来ていたことを全部余さずフローで対応させる」べく、穴を見つけて徹底的に対処する、という意気込みを感じます。

 

ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=001096524&type=1&language=ja

 

フロー強化の詳細については今後のCS通信で積極的に取り上げさせていただきます。
その他の機能強化、特に動的フォームについては多くの方に需要があると思いますので、こちらも今までのリリースの振り返りも含めて記事を予定しております。

 

今後ともウフルカスタマーサポートをご愛顧いただきますよう、 何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

Salesforce･Googleの運用･サポートでお困りなら

 カスタマーサポートへお問合せください。