[Salesforce]レポート形式(表形式、サマリー、マトリックス、結合)はどのように選べばよいでしょうか
Salesforce のレポート形式には次の四種類があります。
表形式 / サマリー / マトリックス / 結合
どのような場合に、どのレポート形式を選べばよいでしょうか。
1.表形式レポート
表形式レポートは、データを最もシンプルかつ迅速に表示できるレポート形式です。Excel のシートなどと同じように、一行目に項目の凡例が、二行目以降に凡例に対応する形で実データが表示されます。表形式レポート は、レコード一覧や、レコード件数のみの総計表示に適しています。
【表形式に適したレポート】
- 一定評価の取引先一覧
- 一定フェーズの商談一覧
- 特定メーリングリストに登録の取引先責任者一覧
2.サマリーレポート
表形式レポートをベースに、グルーピング集計を加えたレポート形式です。グルーピングごとに、件数及び指定した項目での小計を表示し、小計に基づいてグラフを作成することができます。グルーピングは3階層まで設定できます。「詳細を非表示」ボタンをクリックすることで、レコード情報を隠し、グルーピングごとの小計および総計のみを表示することも可能です。グルーピングを指定しないでレポートを実行した場合、表形式レポートとして表示されます。
【サマリー形式に適したレポート】
- 都道府県ごとの商談売上合計
- 担当チームごとの取引先一覧
- 地域ごとの取引先の評価分布
3.マトリックスレポート
サマリーレポートをベースに、グルーピングを縦軸(行)と横軸(列)に拡張したレポート形式です。集計するデータ量が多く、様々な項目の値を比較する必要がある場合に役立ちます。行と列、それぞれ2階層までグルーピングを設定できます。行のみ、もしくは列のみにグルーピングを設定した場合は、サマリーレポートとして表示されます。サマリーレポート同様、「詳細の表示/非表示」を切り替えることができます。
【マトリックス形式に適したレポート】
- フェーズごと&月ごとの商談売上予測
- 月ごと&商品ごとの商談売上実績
4.結合レポート
データの異なる複数のレポートを、共通のグルーピング項目で連結するレポートです。結合レポートを使用すると、例えば、取引先に関連する商談・ケース・活動を一つのビューで参照する、といったことが可能になります。各ブロックは「サブレポート」のように機能し、表形式レポートと同様に、それぞれに項目、列、並び順、条件を設定できます。
【結合形式に適したレポート】
- 取引先ごとの商談及びケース一覧
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