[Salesforce]外部システムからリレーションを維持したまま取引先と担当者をインポートする
既存の外部システムに登録された、会社と担当者の各リストから、リレーションを維持したまま、データローダを利用して取引先および取引先責任者としてデータをインポートしたいのですが、手順を教えてください。
外部データベースから、参照リレーションを維持してデータを Salesforce に取り込むには、外部データの各レコードで持っている「一意の ID」を、Salesforce 側に反映させる必要がございます。
「一意の ID」を Salesforce に取り込むためには、予めカスタム項目でテキストフィールドを追加し、「外部 ID」設定を有効化します。
外部IDを設定し「一意のID」としてデータの紐づけを行うには、UPSERT を実行することによって可能になります。
UPSERTとは、「レコードが存在してなければINSERT(新規追加)を行い、レコードがあればUPDATE(更新)を行う処理」のことです。
INSERT(追加)とUPDATE(更新)の両方の機能を併せ持っていることから、UPDATE + INSERTで、UPSERTと呼ばれています。
あらかじめ参照項目となるオブジェクトへ外部IDを設定することでデータローダの「Upsert」機能(新規作成&更新)を利用して一度の処理でデータロードが可能でございます。
今回は例として取引先責任者と取引先を紐づけをしリレーションを維持したままインポートする方法をご説明いたします。
事前の準備といたしまして以下三点になります。
1.取引先に外部IDを作成します。
取引先にテキスト型でカスタム項目を作成してください。
「ユニーク」と「外部ID」にチェックを入れ、保存してください。
2.取引先責任者で外部IDを設定してください。
「取引先責任者」>「編集」>取引先責任者IDを設定する
3.インポートする取引先責任者のCSVファイルに、取引先項目として、取引先名ではなく「取引先の外部ID」列を設定しておきます。
次にデータローダの手順について説明します。
1.データローダを起動して「Upsert」をクリックして組織にログインしてください。
2.オブジェクトとCSVファイルを選択して「Next」をクリックしてください。
ここでは「取引先責任者」を選択します。
※データのファイル形式をあらかじめCSV(コンマ区切り)で保存しておく必要がございますのでご注意ください。
3.Choose your related objects の画面では「AccountExtld_c」を選択します。
4.Choose your filed to use for matching の画面では「Contact Extld_c」と「ID」
二つの選択がありますが今回の場合、「Contact Extld_c」を選択します。
5.項目のマッピング画面で「参照項目の外部ID項目(Account外部ID)」が表示されます。
CSVデータとSalesforce項目のマッピングを指定します。外部ID項目のマッピングはAccount.取引先コードというような表示の項目をドラッグ&ドロップで指定します。
Salesforceの画面に戻り、取引先責任者と取引先に紐づいていることが確認できましたら完了です。
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